東條会館が時代を超えてTojoにつなぎ続けてきたもの。それは伝統と格式が息づく、手作りの尊さと美しさです。ライフスタイルが変化し続ける中で、ある時は変わらずに、ある時は変わりながら、100年以上もの間、しっかりとつなぎ続けてきました。そこで培われたスピリッツは、現在Tojo3つのブランド「東條フォトスタジオ」、「メゾン・ド・ボーテ」、「アルゴ」に確実に受け継がれ、豊かさが織りなす時の中で、お客さまにとって大切な拠りどころとなっています。
創業者東條卯作が東京麹町に写真館を開業したのは、1912年(明治45年)のこと。現在に至るまで、写真館の根幹となるモノは、名人と謳われる東條卯作のポートレートでした。人物を撮らせたら、卯作の右に出るものはいない。その卓越した撮影テクニックで、東條写真館は肖像写真やお見合い写真を中心に幅広くファンを獲得していったのです。「東條で写真を撮ると、幸せが訪れる」と。このネガフィルムのカメラやクラフトマンたちの手づくりよる東條のお家芸は、トータルビューティー・サロンの「メゾン・ド・ボーテ」やフランス料理レストランの「アルゴ」にもしっかりと引き継がれ、温もりのある手しごととして美しさやおいしさをお客さまに提供し続けています。
東條卯作のポートレートで根幹となるのは、撮影時のキャラクターへの洞察力とその人物の内面がにじみ出る瞬間にシャッターを切る一発必中の技であり、その卓越した技は現在まで受け継がれております。東條の抜きん出たフォト技術は、政財界はもとより皇族の方々からも、高い評価をいただいております。
東條写真館では、大正天皇の大葬・昭和天皇即位の公式写真をはじめ、エリザベス女王ご夫妻、歴代の総理大臣、衆議院議長、最高裁長官、ライシャワー駐日大使、三島由紀夫、英国皇太子ご夫妻など著名人の肖像写真を数多く手がけてまいりました。